目次 Power Automate にて、Outlook 365コネクタの「新しいメールが届いたとき」のトリガーを使うときに、複数キーワードによるAND検索やOR検索でトリガーする方法について解説します。 ▲通常、件名フィルターの設定項目のところでは、複数キーワードを条件として記述することができません。このときに使えるのが「トリガー条件」です。件名フィルターではできない。
ダメな例
まず、上図のように件名フィルタのところに、複数キーワードをスペースで指定してみました。「週報」あるいは「日報」いづれかのキーワードが含まれる場合にトリガーしてくれることを望んだのですが機能しませんでした。
トリガー条件の設定方法
まず、「メールタイトルに「週報」か「日報」というキーワードが含まれていたら」という条件を例に作成していきますね。
STEP
「新しいメールが届いたとき」トリガーのメニューを開きます。
STEP
設定をクリックします。
STEP
トリガー条件を追加します。
トリガー条件セクションにある「+追加」をクリックします。
STEP
トリガー条件を記入します。
詳細は次項で解説しますが、ワークフロー定義言語の関数を使って下記のように指定します。
▼メールタイトルが「週報」あるいは「日報」にマッチ @or(contains(triggerBody()?['Subject'], '週報'),contains(triggerBody()?['Subject'], '日報'))STEP
完了ボタンをクリックして保存します。
▲トリガー条件を入力したら完了をクリックします。
▲トリガー条件を設定するときは、件名フィルター欄は空欄で問題ありません。
STEP
設定完了
以上でトリガーアクションの設定が完了しました。フローにその他アクションを追加してフローが完成したらテストしてみましょう。
ワークフロー定義言語の関数 使用例
トリガー条件に利用した関数はAzure Logic Appsのワークフロー定義言語と呼ばれる言語で使われる関数です。Power Automateでも利用することができます。下記のように使います。
メールタイトルに「週報」が含まれていたらマッチ @contains(triggerBody()?['Subject'], '週報')メールタイトルが「週報」に完全一致したらマッチ @equals(triggerBody()?['Subject'], '週報')▼メールタイトルが「週報」あるいは「日報」のいづれかにマッチ @or(contains(triggerBody()?['Subject'], '週報'),contains(triggerBody()?['Subject'], '日報'))▼メールタイトルが「日報」と「日次報告」の両方ともにマッチ @and(contains(triggerBody()?['Subject'], '日報'),contains(triggerBody()?['Subject'], '日次報告'))その他の関数、詳細は公式ドキュメントをご確認ください。
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