Show Soundcore Life P3はとてもコスパの良いノイズキャンセリングイヤホンだと思います。 当記事では、実際に使った私が「ノイズキャンセリング効果」「良かった点」「気になった点」を、詳しくレビューしています。 この記事で分かること
自身初の完全ワイヤレス・ノイズキャンセリングイヤホンがSoundcore Life P3なんですが、この値段なら「もっと早く買えばよかった」というのが率直な感想です。 私のように在宅ワークで、家族の声や生活音が気になっている人は特におすすめです。Zoff 集中メガネと併用すると完璧です! 目次
まずはノイズキャンセリング効果のレビューです。 私はノイズキャンセリングを使いたくてLife P3を買いましたので、一番期待していた機能です。 総括すると、「テレビの音・人の声はしっかり低減されるけど、キッチンの音は苦手」と感じました。 離れたテレビの音は8~9割カットされる一番ノイズキャンセリング効果を感じたのが、テレビの音でした。テレビから流れる人の声・BGMは、体感的に8~9割カットされます。フォームタイプの耳栓と同等レベルです。 仕事をしている場所から、テレビまで約5~6mありますが、空気がこもるので戸は締めていません、ですから直接テレビの画面が見える状態で、音声も直接的に聞こえます。 それが、Life P3をつけると「耳をすますと薄っすら聞こえる」程度までカットされます。音楽を再生しているとほぼ聞こえないレベルです。 ちなみにテレビのボリュームは普通くらいです。「仕事してるから音量下げて」とは言ってません。 家族の話し声はテレビの音ほどカットされない家族のリアルな話し声は、テレビから聞こえる人の声ほどカットされません。 テレビの人の声の2割増しくらい聞こえてしまいます。特に子供の声がよく聞こえる気がします。 人の声は、イヤホンをしたままでノイズキャンセリングをON・OFFを切り替えても、大きな差はないので、イヤーピースの密閉感で低減されてる部分が大きい気がします。 それでも、イヤホンなしよりは「かなり低減される」し、音楽を再生していれば「うるさいとは感じない」レベルです。 購入前に色々調べていて、「リアルな人の声はノイズキャンセリングしにくい」「耳栓の代わりにはならない」と知っていたので、「本当だったんだ」という感じです。 キッチンの生活音のカットが苦手下に挙げたようなキッチンの生活音は、あまりカットされず割とダイレクトに聞こえます。
体感的にこれらの音は2~3割カットくらいです。 生活音でも、「電子レンジの稼働音」「冷蔵庫のコンプレッサー」「掃除機の音」のような一定なノイズ音は、ほぼ聞こえません。 Life P3のノイズキャンセリング機能は、音の波がはっきりした衝撃音のカットが苦手です。 鍵盤ハーモニカの音はほぼカットされるニッチで申し訳ないんですが、鍵盤ハーモニカの音はよくカットしてくれるので有り難いです。 小学3年の子が発表会が近くて、最近よく鍵盤ハーモニカを持って帰ってきて家で練習しています。小さい子に音量の調節は難しいので、練習中は爆音が家中に響きます。 さすがに家で仕事してるからって「練習しないで」とは言えないですが、正直気になります。 そんな鍵盤ハーモニカの爆音を、Life P3はしっかりカットしてくれます。 ノイキャンのお陰でボリュームを下げられるノイズキャンセリングのお陰で、音楽のボリュームを下げられるので、耳への負担が減ります。 Life P3を使う前は、ノイズキャンセリング機能のない有線ヘッドホンとイヤホンを使っていました。周りの音を聞こえないようにするには、ボリュームを上げるしかありませんでした。 それが、一聴して「少し小さいな」と感じる音量でも、周りの声や音が気にならなくなりました。(さすがに再生なしの無音だと、低減された声・音が気になります。) Soundcore Life P3の良かった点値段が安い私はSoundcore Life P3のブラックを、Amazonで7,990円(1,000円OFFクーポン利用)で買いました。 ライトブルーも気になったんですが、販売価格が1,000円高い上に、1,000円OFFクーポンが使えず、実質2,000円高い9,990円だったので諦めました。 Life P3の7,990円という価格は、ノイズキャンセリングイヤホンの中では相当安いです。 今の価格は↓こちらです。 私がLife P3の購入前に検討したのは以下の3つで、Life P3に決めた理由は「安さ」でした。
人気は下2つのソニー・アップルの製品ですが、さすがに3万は出せません。最後まで悩んだのは12,980円の「Liberty Air 2 Pro」ですが、Life P3の安さが勝ちました。 音質を求めるなら、有線のヘッドホンで聞くし、ノイキャン性能に5千円で大きな差があるとは思えませんでした。(実際は比較していないからわかりません。) コンパクトで軽いSoundcore Life P3はケースもイヤホン本体もコンパクトで軽いです。 充電ケース含めて約60g、イヤホンは片耳約5.2gです。 初の完全ワイヤレスイヤホンだったので、「こんなに小さいの?」と驚きました。これでノイキャンモードで最大6時間再生できるなんてすごいですよね。
しっかりフィットするから外れないSoundcore Life P3は、しっかり耳の穴にフィットするので外れません。 と言いつつも、純正のイヤーピースは使っていません。JVCのスパイラルドット MLサイズ(下写真)を使っています。 でも、Soundcore Life P3には標準でXS・S・M・L・XL 5サイズのイヤーピースが付いている(下写真)ので、誰でもどれかはフィットするはずです。 イヤホン自体が軽いし、ジャンプしても走っても外れる気配はありません。 完全ワイヤレスでタッチノイズがない有線イヤホン ゼンハイザー IE40 Pro Soundcore Life P3の前は、有線のヘッドホン・イヤホンを使っていたので、顔を動かせばコードのタッチノイズが入るのが当たり前でした。 それがLife P3は完全ワイヤレスですから、顔をブン回してもタッチノイズがないのが素晴らしいです。 上写真のような、完全ではないワイヤレスイヤホン(QCY QY8)も持っていましたが、これでもタッチノイズはありました。 音質はフラットで聴きやすい音質はフラットで聴きやすいです。高音・低音に偏ってる感じもありません。 ただ、ノイズキャンセリング付きで1万円以下という価格ですから、過度の期待は禁物です。 高級イヤホンのレビューでよく聞く、解像度とか定位感(音場)、「響き」「鳴り」といった言葉で評価するイヤホンでは有りません。(そもそも私は音質を言葉で表現できるほど詳しくない) 別に音質が悪いとは思いません、普通に聴いていられます。 有線ヘッドホンの方が音質が良いのは間違いないただ間違いないのは、私が使っている有線ヘッドホンの方が音質が良いということ。 別に特別高いヘッドホンじゃありません。ソニーのMDR-1A(2014年発売)という2万5千円くらいで販売されていたものです。(私は中古を2020年5月に7,700円で買いました。) 聴き比べると、Life P3はなんだか「薄っぺらい感じ」がします。MDR-1Aの方が1つ1つの楽器の音が分かれていて、よく響いてる感じです。 表現が難しいんですが、ヘッドホンの方が情報量が圧倒的に多く感じます。 Life P3の音質がヘッドホンより悪くても、そもそも音質を求めて買ってませんから、なんとも思いません。 【追記】音質はElevoc Clearの方が良いSoundcore Life P3を購入して4ヶ月後に、レビュー依頼があってメーカーからサンプル提供を受けたElevoc Clearというノイズキャンセリングイヤホンが音質が良かったです。 Life P3より、中低音が強めで音に厚みがあります。聴き比べると、Life P3が軽い音に感じます。詳しい感想はELEVOC Clear レビューをご覧ください。 Soundcore Life P3の気になった点電子レンジを使うと途切れる電子レンジを使うと、音楽の再生が切れたり付いたり細切れになります。 電子レンジが動き出す音は聞こえないので、音楽が途切れた時に片耳外すとレンジが動いていた、、、という感じです。 ちなみに、私のデスクと電子レンジは直線距離で2m足らずです。壁を挟んでいるものの距離が非常に近いのも関係しているかもしれません。
パソコンのマウス・キーボードもワイヤレスですが、電波干渉の少ない2.4GHz接続タイプを使っています。Life P3でBluetooth機器の弱点を体感できました。 通話はiPhone有線イヤホンの方がキレイ電話やLINEの音声通話でLife P3を使ってみましたが、iPhoneの有線イヤホンの方がクリアでキレイです。 気になったのは、「自分の声がかすれて安定しない」ところです。相手の声はそこそこキレイに聞こえます。 なぜ自分の声がかすれているのに気づいたかというと、LINEの通話テストです。テストで10秒間録音した自分の声が、再生された時にかすれていたんです。 同じテストをiPhoneの有線イヤホンで試したら、とてもクリアに聞こえました。 ノイズキャンセリングをOFFにしたり、外音取り込みモードでもテストしましたが同じでした。 かすれると言っても会話にならないほどではないですし、実際に通話して「声が変だよ」と言われたことはありません。 ノイキャンをONにすると若干ノイズがあるノイズキャンセリングをONにすると、ほんの少し「サー」とノイズが聞こえるような気がします。ノイズキャンセリングをOFFにするとノイズは消えるので、気のせいではないはずです。 ノイズの大きさは音楽を再生していれば気にならない程度です。 私は、音楽を再生せずノイズキャンセリング機能だけで使うこともあるので、そういう時に若干気になります。 パソコンとの接続だと設定を変更できないSoundcore Life P3には、SoundcoreというAnker公式アプリがあって、アプリ上で各種設定やイコライザーを変更します。 しかし、このアプリにパソコン版がないので、Life P3をパソコンとBluetooth接続している状態だと、設定変更ができません。変更したい時は、スマホとペアリングし直さないといけません。 ペアリングし直す手順は以下の通りです。 ケースに入れて蓋を閉める 設定はあまり変更しませんが、イコライザーは気分で変えたいときもあるので不便です。パソコン版のソフトも提供してほしいです。 (パソコン上に仮想のAndroid環境を作るエミュレーターをインストールすれば、スマホ版のSoundcoreアプリをパソコンで使えるようですが、面倒なので実施していません。) スマホで設定した項目は残るスマホアプリで設定したコントロール設定やイコライザーは、パソコンとペアリングし直しても残っているようです。 ですから、ある程度使い慣れて好みの設定が決まれば、不便は感じないと思います。 再生ソフトが最前面にないと再生・停止が効かないSoundcore Life P3は、左右のイヤホンをダブルタップすることで、再生/停止・早送りなどの操作ができます。 しかし、パソコンとペアリングしている状態だと、再生ソフト(Music Center for PC)が最前面にある状態じゃないとダブルタップの操作が効きません。 操作したい時に、マウスでいちいち再生ソフトを選択してから、イヤホンをダブルタップするなんて二度手間なので、結局ソフトで停止したり早送りしたりします。 細かいところですが、改善してもらえると使い勝手がよくなります。 シングルタップのボリューム操作、2秒長押しのモード変更は、再生ソフトと関係ないのでいつでも効きます。 まとめSoundcore Life P3 レビューの要点
私は、在宅ワークで気になる周りの音をカットするためにSoundcore Life P3を買いました。そして費用対効果に大変満足しています。 8,000円でこのノイズキャンセリング性能が手に入るなら「もっと早く買えばよかった」と思うくらいです。 同じノイズキャンセリングイヤホンの人気機種 SONY WF-1000XM4のレビューを見ると、音質・ノイキャン性能共に、Life P3とレベルが違うんだろうというのは想像できます。 ただ、WF-1000XM4の26,500円と、Life P3の8,000円では比較になりません。高級レストランとファミレスを比較してるようなものです。 私はファミレス派なんで、Soundcore Life P3で十分満足しています。自分が何派なのかよく考えてから購入しましょう。
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